山翡翠便り

春爛漫

今年は一気に春が進み、庭先や畑の樹木の花々が一斉に咲き揃うという状態に。
梅が散り始めたと思ったらアンズが満開、サクラも５～６分咲き、陳腐な表現だが百花繚乱である。
藪椿の花やハクモクレンも今が盛り。
それにつけても、歳をとるにつれて春の花々のありがたみが身に染みてくるようになった。

ゲストハウス整備③

古民家空き家を利用したゲストハウス作り、いよいよ大詰めも近い。
何しろ行政の補助を受けているので、今年度末（３月いっぱい）までの完成が求められており、大いに焦りまくる今日この頃だ。
まあ、夜は相変わらずよく寝られているが・・・
簡易宿所の許可を得るために必要なことを一つずつクリアーして行くしかない。
大工、左官、電気、水道の工事は専門家に任せるほかはないが、その他の仕事（室内の片付けや掃除、サッシの洗浄、用具の調達などなど）は家人や仲間たちとの作業である。

まずは食品衛生法で定められている調理場にしなければならない。
床全面をコンクリート張りにするほか、２槽シンクほかさまざまな器具の設置が必要とされている。

以前に廃業した料理旅館からもらってストックしていたステンレスの調理台やガス台を庭先できれいに磨く。これらや食器棚を調理場へと運び入れて、何とか恰好がついた。
これで飲食店営業の許可がもらえる見通しがつく。
これから客室部分などで消防署の許可をもらった後、簡易宿所（民宿）開業の許可申請を保健所へ提出する。

明日は仲間たちと建具や畳の入れ替え作業を行う。
その材料も、きれいなものを他所から集めてきたものである。
予算が限られているので、自分たちの頭と体を動かすほかはない。
それでも、地域に賑わいを取り戻すためにみんなで楽しみながら働いている。

田んぼにて

昨日は強い風雨に見舞われた。
そろそろ今年も作業を始めなければならない田んぼへ行ってみると・・・
農道の側溝が落ち葉ですっかり詰まっていたので、かき出す。
真ん中に見える大きな石が斜面から落ちてきて側溝をふさいでいた。
この時期、山際にある道ではどこもかしこも落ち葉で側溝が詰まってしまう。

雨で水が溜まった田んぼでは・・・
さすが今日は二十四節気の『啓蟄』でもあり、例年通り昨日の雨を待っていたかのように早速、ヤマアカガエルが産卵していた。
稲と生き物たちが同時に育つ田んぼ作りが今年も始まる。