2015年 06月 21日
お宝??? |
合併60周年記念事業の一環として、この夏『開運、なんでも鑑定団』の出張鑑定が当町で行われるとのことで、役場の課長から「何でもいいから応募してくださいよ」と言われついその気になって写真とコメントを提出したが、いまだ何の音沙汰もないところを見ると見事に落選したようである。
以前、酒井抱一の軸の偽物が番組に出てそれと瓜二つのものが我が家にもあることはこのブログにも書いたが、まさかそれを引っ張り出すわけにもいかず他にはこれぐらしかないよという屏風にした。
有名人が描いたものでもなければ古いものでもない。
小生の母方の祖父の作品である。
祖父は「其角堂永湖」という俳人(というか俳句の宗匠という方がわかりやすかもしれないが・・・)であった。
どこだかの出版社の日本文学辞典には一応載っているはずである。
芭蕉の弟子で『鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春』などの俳句を作り、忠臣蔵にも登場する宝井其角の流れをくむ其角堂の十何代目か(血のつながりはない)で、隅田川のほとり向島に居を構えていた。
東京スカイツリーのすぐ近くである。
この屏風は『墨水八勝』と題され、戦前の隅田川沿いの八か所の名勝の情景を詠んだ句に小さな絵がついている。
今は変わり果てた東京の何十年か昔の姿が描かれているので、まあ地元の墨田区にとっては史料としての価値は多少あるかもしれないが、値段をつけろと言うのはおこがましいかもしれない。
我が家の宝として、またしまいこむことにする。
実は達筆すぎて読み取れない部分の方が多いのである。
以前、酒井抱一の軸の偽物が番組に出てそれと瓜二つのものが我が家にもあることはこのブログにも書いたが、まさかそれを引っ張り出すわけにもいかず他にはこれぐらしかないよという屏風にした。
有名人が描いたものでもなければ古いものでもない。
小生の母方の祖父の作品である。
祖父は「其角堂永湖」という俳人(というか俳句の宗匠という方がわかりやすかもしれないが・・・)であった。
どこだかの出版社の日本文学辞典には一応載っているはずである。
芭蕉の弟子で『鐘ひとつ 売れぬ日はなし 江戸の春』などの俳句を作り、忠臣蔵にも登場する宝井其角の流れをくむ其角堂の十何代目か(血のつながりはない)で、隅田川のほとり向島に居を構えていた。
東京スカイツリーのすぐ近くである。
この屏風は『墨水八勝』と題され、戦前の隅田川沿いの八か所の名勝の情景を詠んだ句に小さな絵がついている。
今は変わり果てた東京の何十年か昔の姿が描かれているので、まあ地元の墨田区にとっては史料としての価値は多少あるかもしれないが、値段をつけろと言うのはおこがましいかもしれない。
我が家の宝として、またしまいこむことにする。
実は達筆すぎて読み取れない部分の方が多いのである。
by ruby49er
| 2015-06-21 20:43
| たまにはこんなことも